他人を尊敬するという事の本質とはなんだろうと、ふと思った。
自分より優れている? 自分より大変な苦労をしている? 社会に対して大きなプラスの影響を与えている?
人間の行動の要因をDNAと環境に求めれば、どのような人物も尊敬や軽蔑に値しないように思えるが、これって変だろうか。
例えばイチロー選手をとても尊敬してたとする。 尊敬する理由を「すごく努力している」とする。
しかし努力する才能があったのだという視点で見れば、結局は彼の才能を尊敬しているという事にならないだろうか。
例えばライオンと檻の中で素手で戦って勝てる人間は居ないとする。 つまりライオンはある条件下で全ての人間より強いとする。 はたしてライオンは尊敬に値するのだろうか?
イチローが尊敬出来てライオンが尊敬出来ないのは、種が違うから?
例えば運動の才能がある一卵性双生児のうちイチロー君を大金持ちの家で育てジロー君を貧乏人の家で育てたする。 30年後イチロー君は世界的に有名な野球選手になり、ジロー君はホームレスになった。
イチロー君は尊敬の対象になるが、ジロー君は軽蔑の対象だ。 彼らの本質的な違いってなんだろう。
私やあなたの周囲に居る、尊敬できる人と唾棄すべき人物との本質的な違いってなんだろう。
それは、ようするに自分にとって有益か否かという事になるのだろうか。
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